ニコラスさんが解説!
この庭のガーデンダイアリー

Early Summer5〜6月
ニゲラNigella

■キンポウゲ科の一年草
■花期:花期:5〜6月
私が大好きな一年草で、毎年タネから育苗して花壇に植え付けています。花を包み混んでいる糸状のものは苞と呼ばれる葉。その繊細な花姿がとてもナチュラル。花後にはシックな色合いの風船状の果実ができ、それも植栽のデザインに生かしています。

サルビア・ネモローサ‘カラドンナ’Salvia nemorosa 'Caradonna'

■シソ科の宿根草
■花期:5〜7月上旬
サルビアは品種がとても豊富にありますが、直線状にきれいな花穂を付けるのがネモローサの特徴。丸い花のそばに植えると形状のちがいがより際立ちます。濃赤紫の花は朝日や夕日をあびたときが特にすばらしくなります。

サルビア・ネモローサ‘ローゼンウェイン’Salvia nemorosa ‘Rosenwein'

■シソ科の宿根草
■花期:5〜7月上旬
‘カラドンナ’より草丈が低く、鮮やかな濃ピンクの花を咲かせます。花色は花壇の中でよく目立ち、ほかの花と組み合わせがしやすいのも魅力。タネからの栽培も容易で、これも私がタネから育てた株です。

ペンステモン‘ハスカーレッド’Penstemon digitalis 'Husker Red'

ゴマノハグサ科の宿根草
■花期:5〜6月
葉も茎も黒実がかった赤紫で、しかもとてもつややか。淡ピンクの花が咲くととてもかわいいのですが、花がない時期もカラーリーフとして植栽の引き締め役になってくれます。丈夫でこぼれタネでも増えます。

ゲラニウムGeranium

■フウロソウ科の宿根草
■花期:5〜6月
イングリッシュガーデンでは定番の花。ふんわりとした丸い花がこんもりした株を覆うようにたくさん咲きます。白やピンクの花色もありますが、とくにブルーの品種は花色がすばらしく、初夏の庭のマストフラワーです。

シャスターデージーLeucanthemum × superbum

■キク科の宿根草
■花期5月中旬〜7月
シャスターデージーは、フランスギクと日本のハマギクの交配品種で、イングリッシュガーデンではホワイトガーデンに欠かせない花です。マーガレットに似ていますが、花姿が繊細でナチュラルガーデンによく似合います。

アストランティア・マヨールAstrantia major

■セリ科の宿根草
■花期:5〜7月
野に咲く花のような繊細さが魅力の花。イギリスでは容易に栽培できますが、日本の高温多湿に弱いようで、この庭では夏は木陰になる場所を選んで植えています。最近では濃いピンクやワイン色の品種も出回っています。

スティパ‘ボニーテール’Stipa tenuissimm'Ponytails'

■イネ科の宿根草
■観賞期間:5〜10月
繊細な葉が風になびく様子が美しく、私のお気に入りのグラスの一つです。夏前には光り輝くような花穂が出て、すばらしい花姿になり、秋にはその穂が枯れ色に変わります。季節にょって変わる表情が生命感を感じさせ、イギリスでも人気があります。

イトススキ‘モーニングライト’Miscanthus sinensis 'Morning Light'

■イネ科の宿根草
■観賞期間:6〜11月
日本に来る前から大好きだったススキが、日本ではその辺の河原に群生しているのを見てびっくり。日本人はススキの魅力をもっと知って庭づくりに生かすべき。これは葉が細いイトススキの斑入り品種で、コンパクトな株姿にまとまります。

ヘメロカリスHemerocallis

■ユリ科の宿根草
■花期:5月下旬〜8月
ユリを小さくしたようなエレガントで、よく目立つ花を咲かせます。花色は豊富にありますが、この庭の初夏には黄色が少ないので、黄色をあえて選んで植えています。1日で花が終わってしまうことからデイリリーとも呼ばれます。

キョウカノコFilipendula puruprea

■バラ科の落葉低木
■花期:5〜7月
明るい緑色で切れ込みの深い葉が美しく、花が咲かない時期にもカラーリーフとして庭の小径を彩ってくれます。かわいらしいピンクの繊細な花が咲くと、とても華やかに。花姿が京染めの鹿の子絞りに似ているとこからこの名前になったそうです。

エルサレムセージPhlomis fruticosa

■シソ科の落葉低木
■花期:5〜9月
セージとついていますが、サルビアとは別の属で、樹高は1〜1.5mほどになります。灰色が買った葉には白い縁取りがあり、鮮やかな黄色の花が咲くと植栽が明るくなります。葉にはレモンの香りがあります。

シモツケ‘ゴールドフレーム’Spiraea x bumalda 'Goldflame'

■バラ科の落葉低木
■花期:6〜7月
ライム色の葉がとても美しく、ピンクの花が咲くと株全体が明るく輝きます。新芽が赤く色づくのも魅力で、四季を通して楽しめます。樹高が80cmほどなので、花壇の中に加えても利用でき、性質も丈夫でおすすめのシュラブです。

メギ‘ゴールデンリング’Berberis thunbergii ‘Golden Ring’

■メギ科の宿根草
■観賞期間:5〜10月
メギは葉色のバリエーションが豊富。植栽にアクセントが欲しいときに便利な低木です。これは赤紫の葉に黄緑色の縁取りが入るおしゃれな色合いの品種。春の早いうちからブロンズ色の若芽が芽吹きます。管理もとてもラクでおすすめ。

バラ‘ザ・フェアリー’Rosa ‘The Fairy’

■バラ科の落葉低木
■花期:5〜9月
ポリアンサ系の名花で、私が大好きなバラの一つです。幾重にも花びらが重なる小さな花が房状になって咲きます。秋まで繰り返し花がさくのも魅力。とにかく手入れが簡単で、冬の休眠期に長バサミでザクッと切るだけでOKです。

バラ‘バレリーナ’Rosa ‘Ballerina’

■バラ科の落葉低木
■花期:5〜7月
イギリスで作出されたハイブリッド・ムスク。一重のすっきりしたピンクの花が集まって房になります。この庭の池のほとりに植えていますが、花が散ると花びらが水面に浮かび、それがサクラの散るときと翌似た風情が感じられます。

バラ‘ドロシーパーキンス’Rosa ‘Dorothy Perkins’

■バラ科の落葉低木
■花期:5〜7月
テラス〜すぐにあるアーチに絡ませているのがこのランブラーローズ。濃いピンクの鮮やかな花が房になってたくさん咲きます。枝に柔軟性があるので、アーチに絡ませるのに最適。バラの中では開花が遅く、5月末から6月上旬に咲き出します。

バラ‘つるサマースノー’Rosa ‘Cl.Summer Snow’

■バラ科の落葉低木
■花期:5〜7月
洋館の窓辺に絡めた白いバラです。半八重の花がたくさん咲く姿が清楚でエレガント。トゲがほとんどなく誘引しやすいのも魅力で、つるバラの白花では抜群の人気です。スクリーン状に仕立てるのにおすすめのバラです。

バラ‘クイーンマザー’Rosa ‘Queen Mother’

■バラ科の落葉低木
■花期:5〜7月
フロリバンダ系で、ドイツのコルデス社の作出。少しパールがかったソフトピンクの花色が愛らしく、ほかの宿根草と合わせやすいバラです。ニゲラなど白花と合わせるとさわやかでかわいらしい景色になります。

バラ‘ラバグルート’Rosa ‘Lavaglut’

■バラ科の落葉低木
■花期:5〜7月
フロリバンダ系でドイツのコルデス社作出の品種。鮮烈な赤が印象的で、中輪の花が房咲きになりボリューム感もたっぷり。遅咲き種で、この庭では6月中旬に見ごろになります。なかなか適した場所が見つからず、3回植え替えてやっと咲くようになりました。

アジサイ‘アナベル’Hydrangea arborescens 'Annabelle'

■アジサイ科の落葉低木
■花期:5月下旬〜7月
いまでは人気の花木ですが、この庭に植えた当時はまだそれほど普及していませんでした。15年以上経過して大株に育ち、毎年ボール状の大きな花房をいくつもつけて楽しませてくれます。晩秋に根元から剪定するだけで手入れも簡単。

アジサイ‘ピンクのアナベル’Hydrangea arborescens ' NCHA 1'

■アジサイ科の落葉低木
■花期:6〜8月
‘アナベル’のピンク花種で、これも流通し始めいすぐに植えました。‘アナベル’より開花が少し遅く、花房は小さいものの、濃ピンクが愛らしく、宿根草とも相性よし。花後に切り戻すと夏も次々と開花します。

カシワバアジサイHydrangea quercifolia

■アジサイ科の落葉低木 ■花期:5月下旬〜7月 北米原産のアジサイで、深い切れ込みが入っている葉がカシワに似ていることからこの名前に。イギリスではオークリーフハイドランジアとも呼ばれています。ピラミッドのような花房が個性的で、秋には紅葉も楽しめ、私が大好きな花木の一つ。