ニコラスさんが解説!
この庭のガーデンダイアリー

Spring3〜4月
シラー・シベリカScilla siberica

■ユリ科(キジカクシ科)の球根植物
■花期:3〜4月上旬
この庭では開花が早く、クロッカスに続き、2月下旬から花が咲き出します。草丈わずか5〜10cmですが、鮮明なブルーの花はよく目立ち、まるで地面に宝石が落ちているよう。丈夫な性質で育てやすいので、ご自宅の庭にもおすすめ。

アイリス・レティキュラータIris reticulata

■アヤメ科の球根植物
■花期:3月
草丈は10〜20cmと小さくても、花はまさに初夏に咲く大きなアイリスと同じ。本当にかわいらしく、イギリスではウインターアイリスの名で親しまれ、私も昔から大好きな花。これもこの庭では2月下旬から咲き出します。

ヒヤシンスHyacinthus orientalis

■ユリ科(キジカクシ科)の球根植物
■花期:3〜4月
私の故郷のスコットランドでは、春と言えばヒヤシンス。チューリップより人気があります。早春の球根にはなかったヒヤシンスのピンク系の花色が咲き出すと、庭は一気に華やかに。小径を歩いているだけで漂ってくる優雅な香りも魅力。

バイモユリFritillaria verticillata var. thunbergii

■ユリ科の球根植物
■花期:
正式にはフリチラリア・バイモですが、日本ではバイモユリとして親しまれています。花の内側をのぞき込むと黒の網目模様がありとてもおしゃれ。細い葉は先端がカールして、繊細な印象ですが、性質は丈夫で、毎年よく咲いてくれます。

スイセンNarcissus

■ヒガンバナ科の球根植物
■3月中旬〜4月
大型のラッパズイセンや八重咲きスイセンは3月中旬から咲き出しますが、ニホンズイランは11月下旬〜庭で咲いています。写真八重咲き品種の‘タヒチ’。スイセンは花後に球根を掘り上げなくても、植えっぱなしで数年花が咲き続けてくれます。

ムスカリMuscari

■ユリ科(キジカクシ科)の球根植物
■花期:3月下旬〜4月
ムスカリも植えっぱなしで数年花が咲いてくれるので、ローメンテナンスな庭に最適な球根。写真はアルメニアカムで、鮮やかなブルーが美しく、チューリップやスイセンなど、どんな花と合わせても相性よしです。

チューリップTulipa

■ユリ科の球根植物
■4月
品種が豊富で系統によって花期は変わります。日本では一面チューリップで埋め尽くした名所もたくさんありますが、この庭ではほかの植物に混じってナチュラルに咲くようにデザインしています。毎年、新たな品種を植え付けています。

スノーフレークLeucojum aestivum

■ヒガンバナかの球根植物
■花期:3月中旬〜4月
スズランスイセンの和名でも知られ、その名の通りスズランに似た愛らしいベル型の花をたくさん咲かせます。丈夫な性質で、毎年株が大きく育ち、花数も増えます。スイセンに似たスマートな葉もしゃれています。

シラー・ベルビアナScilla peruviana

■ユリ科の球根植物
■花期:4〜5月
シラーにはさまざまな品種がありますが、これは原種の一つです。ブルーの小さな花がドーム状に集まって咲く姿がとてもきれい。草丈が低めなので、これから宿根草が育つ花壇に加えておくと、宿根草が咲き出す前にも彩りを楽しめます。

アリウム・トリクエトルムAllium triquetrum

■ユリ科の球根植物
■花期:4月
アリウムの中では開花が早く、4月上旬から咲き出します。白いベル型の花が清楚で愛らしく、春の庭を明るくさわやかにしてくれます。チューリップとの組み合わせもおすすめ。丈夫な性質で植えっぱなしで毎年咲き、よく増えてます。

イングリッシュブルーベルHyacinthoides non-scripta

■ユリ科の球根植物
■花期:4〜5月
イギリスでは初夏を代表する花で、広く愛されています。。この庭では咲き出しが早く、4月から楽しめます。正式名はヒアシンソイデス・ノンスプリクタ。故郷の懐かしい景色のように、この庭でも群生させたいと考えています。

プルモナリアLeucojum aestivum

■ムラサキ科の宿根草
■花期:3月下旬〜4月
春の宿根草では真っ先に咲き出すのがこの花で、まだ寒い早春のうちから葉を展開させ、育ちながら花を咲かせます。群青色の花が美しく、花が終わりに近づくと紫や濃ピンクになります。葉に斑が入る美しい品種もあります。

イチリンソウAnemone nikoensis

■キンポウゲ科の宿根草
■花期:4月
古くから日本人に愛されている山野草で、代表的な春植物の一つ。春植物というのは花が咲き終わると初夏には葉が枯れて地上部がなくなり、次の春まで長い期間地下部で休眠する植物です。だからこの花が咲くと今年もまた出会えたねと嬉しくなります。

イカリソウEpimedium grandiflorum

■メギ科の宿根草
■花期:4月
日本原産で、春の山野草として人気の花です。イカリソウより小型で、下向きに咲く花は距が突き出す個性的な形で、それが錨(イカリ)のように見えることからこの名前に。紫花のほかに白花や淡ピンクの花色もあります。

キバナホウチャクソウDisporum flavens

■ユリ科の宿根草
■花期:4月
春早くから花をもち、ゆっくりと成長しながら開花していきます。黄色の花が吊り下がるように咲く姿に風情がありますが、ぜひ花茎の元にご注目を。茎からではなく、葉の根元近くから花茎が出ます。ササのようにスマートな葉もとてもきれい。

フジWisteria floribunda

■マメ科のつる性樹木
■花期:4月中旬〜5月
リフォーム前の日本庭園のときに作られたフジ棚をそのまま残しました。日本人は和風の花と捉えられていますが、じつはフジはイギリスでも人気の花で、建物の壁面などに這わせて楽しんでいます。白いフジも以前からこの庭に育っていたもので、デッキの脇から這い上がってきたので、そのまま壁面に這わせました。