ニコラス・レナハンさんのこと

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瀟洒な洋館の庭は、かつては樹木類を中心とした日本庭園でした。
それを洋館の雰囲気に合うイングリッシュガーデンにリフォームしたのが、 スコットランド人ガーデナーのニコラス・レナハンさんです。
エジンバラ出身で、2001年に来日し、以来、公共施設や個人邸の庭を幅広く手掛けていらっしゃいます。
ニコラスさんは以前からあった「双龍梅」や「兼六園菊桜」、フジ棚などをあえて残し、また鎌倉ならでは緑豊かな借景を生かし、日本的な美意識とイギリスの美意識をバランスよく融合させた庭づくりを目指しました。
「どの季節にも旬の美しさを楽しんでいただけるように…」 そのコンセプトを大切にしつつ、常に新しい景色を生み出すことを考え、現在でも月に数回、庭の管理に訪れています。

春
春
春
春
Spring
秋植えの球根植物が咲き出すと 庭は色彩に溢れ、一気に華やかに

植物のほうが人間より先に春の息吹を感じて動き出します。
まだ寒さの残る3月上旬から、アイリス・レティキュラータやシラー・シベリカが咲き出し、中旬にはヒヤシンスやムスカリも開花。
エントランスのサクラが咲くころには、チューリップも咲き出し、枯れ色だった庭が鮮やかな色彩が染まります。

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初夏
初夏
初夏
初夏
Early Summer初夏
フジにバラ、そしてさまざまな宿根草…。庭がいちばん華やぐ季節をお見逃しなく

4月中旬から紫花と白花のフジが咲き出すと、芝生を取りまくボーダーも 初夏の宿根草や一年草がぐんぐん成長して花を咲かせます。
この時期の植物の成長スピードはとても早く、1週間単位で庭の景色が変化していきます。5月上旬からバラが咲き出すと、 庭は一年でいちばん華やかな季節を迎えます。

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夏
夏
夏
夏
Summer
暑さに負けまいと花を咲かせ続ける  植物のパワーがみなぎります

暑さの中でもこの庭では元気に花が咲いています。
それはニコラスさんが日本の厳しい暑さにも負けない花を選んで植えているから…。
エキナセア、モナルダ、ルドベキアなど夏色の鮮やかな花。
そして涼しげな白い花房をたわわにつけるノリウツギ。
夏にしか見られない植物の美しい姿をぜひご覧ください。

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秋
秋
秋
Autumn
ドラマチックな展開の秋の庭は どこか大人っぽい表情

秋の見所をもう一つ増やしたいと、ニコラスさんがあらたに小径を作り、 その両脇にシュウメイギクを植えました。
成長して株が充実したシュウメイギクは、9月中旬から華やかなピンク色の花を咲かせます。
少し赤みを帯びてきた秋の日差しのもと、ドラマチックな景色が展開されます。

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冬
冬
冬
Winter
枯れ色の美しさまで楽しんで欲しい。 ニコラスさんの思いがこもる冬の庭づくり

ニコラスさんが大好きなススキをはじめ、ボリューム感あるグラス類の枯れ色の姿は、ナチュラルなオブジェが並ぶようでどこかモダンな雰囲気。
日本では花後に切り落とすのが通常のアジサイ‘アナベル’の花房も、ニコラスさんは最後まで残します。その黄金色に輝く花もこの季節ならではの魅力。
植物が次々と眠りに就こうとしている、その静けさを味わってみてください。

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